世界ランク1位の京口紘人、大みそかマカオで2階級制覇挑戦!先輩のベルト取り返す

 ボクシングのワタナベジムは29日、都内で会見を開き、WBA世界ライトフライ級1位の京口紘人(25)が12月31日に中国マカオでWBA同級スーパー王者ヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=に挑戦すると発表した。

 減量苦によりIBF世界ミニマム級王座を返上し、世界2階級制覇に挑む京口。それが、大みそかに海外で行われることに「2つの喜びがある」と胸を躍らせた。転級初戦だった9月のチボ・モナベザ(インドネシア)戦は4回TKOの快勝を収めており、「ミニマムの時と比べてパフォーマンスを出せる、適正な階級。パワーが上がって、伸び伸びできるようになった。減量苦がつきまとったのが、だいぶ和らいできた」と手応えを感じている。

 ブドラーは5月に同門の先輩、田口良一からWBA・IBF世界同級統一王座を奪取した相手。「キャリアとがやりにくさとか、独特の、ブドラー選手にしかできないボクシングをする印象」と話しながらも、「自分のスタイルのはかみ合うと思うので、チャンスかなと」歓迎した。

 田口のベルトを取り返す一戦でもあり、「すごいモチベーションは高い」と意欲十分。先日に田口とブドラーについて話をしたといい、「勝つよと言ってもらえたので、自信を持ってマカオに乗り込もうと思う」と、先輩の期待に闘志を燃やした。

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