五輪銅の清水聡 圧勝で東洋太平洋V4!「来年は世界1本に絞っていく」

 「ボクシング・OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(3日、後楽園ホール)

 元ロンドン五輪銅メダリストの王者・清水聡(32)=大橋=が同級6位の挑戦者・上原拓哉(23)=アポロ=を3回TKOで破り4度目の防衛に成功した。

 清水は16戦全勝を誇る相手に序盤から巧みなディフェンスと正確なパンチでほんろう。2回には“ダイヤモンドレフト”の異名を取る左ストレートでダウンを奪い、さらに左ストレート、右フックでこの回計3度のダウンを奪い、大振りの左を2度、3度と繰り出してトドメを刺そうとする余裕を見せると、客席からやんやの歓声が上がった。

 そして続く3回、相手をコーナーに追い詰めるとまたも左ストレートがさく裂。4度目のダウンを奪うとレフェリーがストップした。圧勝で8戦8勝8KOとした清水はリング上で「来年には世界挑戦するんで、みなさん応援よろしくお願いします」とファンに宣言した。

 控室ではジムの大橋秀行会長が「すばらしい。ダイヤモンドだよ。見せ場を作るのもプロらしい。来年は世界1本に絞っていきたい。チャンスがあれば次でも」と明言。清水も「あんな序盤に(左が)当たるとは思わなかった。当たると思わずに打った分、キレが良くて倒れたと思う。一番良かった。今までで」と満足顔で、「まだ調子は上がる。トップレベルに勝てると思う」と自信を示した。

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