中谷TKOでV11 無敗王者、悲願の世界挑戦見据える
「ボクシング・東洋太平洋ライト級タイトルマッチ」(9日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
王者の中谷正義(井岡)が4回TKOで11度目の防衛に成功した。
頭を下げて突っ込んでくるハリケーン風太(カシミ)を冷静にいなしながら、的確に有効打を積み重ねた。挑戦者は3回までに両目まぶたをカット。流血が止まらず、レフェリーが試合続行不可能と判断した。追い詰めながらも倒し切れず「納得しにくい終わり方」と反省も口にしたが、内容は完勝。来年30歳を迎える無敗王者は「全然焦りはない。ようやく世界で戦えるようになった」と悲願の世界挑戦を見据えた。