井岡一翔「歴史に名を刻む」4階級制覇に内山高志氏も太鼓判

 内山高志氏(左)と笑顔でファイティングポーズをとる井岡一翔
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王座決定戦」(31日、マカオ)

 日本人初の4階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級3位の井岡一翔(29)が14日、東京都内で練習を公開し、「新たな歴史に名を刻みたい」と偉業への決意を新たにした。また、練習拠点の一つとして施設を提供している元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏(39)も井岡の4階級制覇に太鼓判を押した。

 高ぶる思いを抑え切れないように言葉を紡いだ。前人未到の4階級制覇を懸けた大一番へ、井岡は「4階級制覇をするのは僕しかいない。新たな歴史に名を刻みたい」と高らかに宣言した。大みそかのリングに上がるのは2年ぶり7度目。「大みそかに戻って来たからにはしっかり盛り上げる試合をしたい」と好勝負で一年を締めくくるつもりだ。

 偉業達成に名王者も太鼓判を押した。この日、公開練習を行ったのは昨年7月に引退した内山氏が東京都新宿区に開いたジム「KODLAB」。現役復帰後、所属ジムなしで活動する井岡が練習拠点の一つとしている。

 井岡の練習を見守った内山氏は技術戦になると分析。「ボディー打ちがうまいので序盤に当たれば楽に試合できる。相手の打ち終わりなどにカウンターを当ててダメージを重ねていく感じになる」と試合展開を予想。井岡にとって1年5カ月ぶりの試合となった9月の復帰戦では、ブランクの影響もあって相手パンチを被弾し顔を腫らしたが、内山氏は「勘は戻っているし前回よりいい動きはできる。今回はそこまで打たれないはず。期待しています」と語った。

 前回に引き続きタッグを組むイスマエル・サラス・トレーナーを相手にコンビネーションの確認などで汗を流した。国内の有力ジムに出稽古を行い、既に100ラウンド近いスパーリングをこなしており、調整は「順調に来ている。必ず勝ちたい」と自信を深めた。世界の注目を集める一戦で自身の価値を証明する。

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