新日本・オカダ、外道を一騎打ちで成敗!仮病、ホワイト介入も「喜ばせてもらう」

 「プロレス・新日本」(14日、後楽園ホール)

 オカダ・カズチカが、外道との大混乱の一騎打ちを制した。

 外道はオカダのマネジャー役だったが、裏切ってジェイ・ホワイトとともにバレットクラブ入りし、オカダと抗争を展開している。遺恨精算マッチと言える一戦だったが、外道は、右腕に包帯を施し、松葉杖をついて入場すると、「今朝、交通事故に遭いまして、試合のできる状態ではありません。今日の試合はキャンセルです」と一方的に宣言した。

 だが、そこに入場してきたオカダが、「さっさと試合やりましょう。すぐ終わるんで」と要求。そして松葉杖を払いのけると、外道は痛がらずに立ち続け、オカダが攻撃するふりをすると痛めているはずの腕でガードした。それを見たオカダが「てことは、試合できるよなー」と大声で問いかけると、外道はオカダの目にスプレーを噴射し、メリケンサックで奇襲した。

 ゴングが鳴ると、ダメージを受けたオカダは、外道のラフファイトにしばらく防戦一方だったが、ダメージが回復すると形勢逆転。しかし、外道の盟友邪道が介入し、レフェリーが失神して一時不在になるなど、リング上は混乱に陥る。そのスキにホワイトが介入してオカダに暴行。英語放送席にいたオカダの盟友ロッキー・ロメロが救出に入ったが、ホワイトに撃退されてしまう。それでも、オカダは同士打ちを誘ってホワイトの排除に成功し、最後はレインメーカーで外道を成敗した。

 だが、混乱はこれで終わらず、オカダがホワイトを挑発。ホワイトがオカダに襲いかかると、オカダに逆襲されながらも、裸絞めに捕らえ、そのまま豪快にスープレックスで投げ捨て、オカダをマットにはわせて去っていった。

 バックステージでのオカダは苦痛に顔をゆがめ、座り込みながらも、「効くねえ、スープレックス。あんなのに勝って喜んでる場合じゃないとみんな思っているだろうけど、オレは喜ばせてもらうよ。今の勢いのあるバレットクラブから1本取れた。ジェイも介入したけど、1本取った」と勝利に満足。「最終的にジェイのスープレックスを食らったかもしれないけど、小さな小さな勢いかもしれない。ほんの少し風が吹いただけかもしれない。でも、オレって、そういうのに乗ってていく男じゃん。そういうのに乗って、プロレス界を盛り上げてきたじゃん。あー、クソ、生き残れた」と、自分に言い聞かせるように話した。

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