原田がGECジュニア奪取でラーテルズ解散回避もYO-HEY裏切り
「プロレス・ノア」(16日、横浜文化体育館)
GHCジュニアヘビー級選手権試合は挑戦者の原田大輔が王者の鈴木鼓太郎を破り新王者となった。原田は鼓太郎に要求されていた負ければ所属ユニットのラーテルズ解散を回避したが、試合後に盟友YO-HEYの裏切りにあった。
原田は躍動感あふれる鼓太郎の攻撃におされ、鼓太郎にエクスカリバー、ブルーデスティニーを連発されるピンチに陥ったが何とかカウント2・9で返す。だが終盤、鼓太郎のタイガードライバーを強引に切り返してチャンスをつかみ、最後は片山原爆固めで葬った。
試合後、ラーテルズのメンバーが解散を回避した原田を祝福したが様子がおかしい。原田が鼓太郎の盟友である小川良成とにらみ合うと、YO-HEYが制止しようと見せかけて原田にトラースキックを放った。さらに、タッグパートナーのHAYATAらラーテルズのメンバーを次々と蹴散らし、最後は小川、鼓太郎とともに原田をKOした。そして、YO-HEYは「ボス、いや、原田さん、オレがあんたのベルトをいただきます」と挑戦を要求。小川、鼓太郎とともに意気揚々と去っていった。
バックステージでは鼓太郎が「だから言っただろ、ラーテルズ解散だって。オレは分かってたよ。一度全滅したチームが勝負に勝って継続したって、野心のあるヤツは動くってね。だから解散って言ったんだ」としてやったりの表情。YO-HEYは「いろんな意見があると思いますが、一つだけ言えることは、オレが原田大輔選手に本気のYO-HEYを見せて、チャレンジして、ベルトを奪取するというオレ個人の野望っちゅうやつや。何が正しい、何が正しくない、そんなん関係なしに、これがオレの、YO-HEYの信じた道と思ってるから。とりあえず、原田大輔選手からジュニアのシングルのベルトを奪取します」と主張した。
一方の原田はバックステージで怒り爆発。両手にイスを持って大暴れし、「YO-HEY、どこ行ったんや?なめんなよ!」と怒鳴り散らした。