WWEでブル中野以来の歴史的快挙!アスカがスマックダウン女子王座奪取
「プロレス・WWE」(16日、米国・サンノゼ)
ペイ・パー・ビュー大会「TLC」で日本では華名のリングネームで活躍したアスカが女子初のトリプルスレット形式女子王座TLC戦を制して、日本人で初めてWWEの2大女子王座の一つであるスマックダウン女子王座を奪取。WWF女子王座時代を含めても94年に奪取したブル中野以来、日本人2人目の歴史的快挙となった。
テーブル、ラダー、チェアを使用して頭上につり下げられたベルトを奪い合うこの王座戦でアスカは王者ベッキー・リンチ、元王者シャーロット・フレアーと対戦。アスカは序盤からヒップアタックなどで先制すると、ベッキーをラダーにたたき付け、さらにシャーロットをパワーボムでテーブル葬にして試合を優勢に進めた。
しかし、今度はベッキーがイス攻撃で反撃してアスカとシャーロットを解説席に寝かせると、ラダー最上段からのダイビングエルボーでシャーロットにダメージを与える。この攻撃で逆に火が付いたシャーロットが竹刀を持ち出して2人をめった打ちにすると、スピアーでアスカをバリケードごと破壊。ベッキーにはコーナートップから場外へのトペ・コンヒーロでテーブル葬にした。
白熱の攻防を繰り広げる3者だったが、終盤に突然ロウ女子王者のロンダ・ラウジーが現れてベッキーとシャーロットが乗ったラダーを倒して2人を場外に落とすと、1人残ったアスカがラダーを駆け上ってつり下げられたベルト奪取。アスカは日本人初となる悲願の女子スマックダウン王座を獲得した。