アジャ・コングが48歳最年長戴冠 王者Sareeeを裏拳で沈める
「プロレス・ディアナ」(20日、新宿FACE)
WWWD世界シングル選手権は、アジャ・コング(48)が王者Sareee(22)に裏拳を浴びせて第9代王者に輝いた。48歳2カ月の王座奪取は、旗艦ベルトの戴冠時の記録としては第7代王者・井上京子の47歳10カ月(王座は49歳3カ月まで保持)を抜いて史上最年長だ。
デビュー3戦目で胸を貸したSareeeとは7年ぶり一騎打ちで、タイトル決闘は“裏拳封じ”の右腕攻めに苦しめられた。だが冷静な試合運びで王者が必殺武器にする裏投げを許さず、攻めが単調になったところで裏拳を放って16分28秒の激闘に決着をつけた。
昨年4月、橋本千紘に仙台女子のワールド王座を明け渡してから1年8カ月ぶりの復権戴冠。32年のキャリアを誇るアジャは、これで全日本女子、アルシオン、ガイア、OZアカデミー、仙台女子に続いて6団体目となるディアナの旗艦ベルトを獲得した。
初防衛に失敗したSareeeは「もう1回やらせて下さい」と、再戦を懇願。アジャは「何でもありのノールールでならやってやる。徹底的につぶす」と息巻いた。
今年は9月の横浜大会でOZ王者の志田光に挑んで敗退する屈辱も味わった。デビュー33周年となる来年へ向けて「これでモチベーションも上がった。志田、橋本からベルトを奪って3冠王になる」と、リベンジ戴冠をぶち上げた。