4度のダウン奪った栗原慶太が判定で初戴冠 イブ決戦は壮絶死闘

 「ボクシング・東洋太平洋バンタム級王座決定戦」(24日、住吉区民センター)

 東洋太平洋バンタム級3位の栗原慶太(25)=一力=が同級6位のストロング小林佑樹(27)=六島=を3-0の判定で下し、初挑戦で空位だった王座に就いた。

 “イブ決戦”は壮絶な死闘となった。栗原は右フックを命中させた初回に続き、2、5回にもダウンを奪うなど圧勝ペースで試合を運んだ。だが、3度目のタイトル挑戦となった小林が中盤以降に驚異的なスタミナと粘りで巻き返す。最終12回、残り十数秒で栗原が起死回生の一撃で4度目のダウンを奪った。判定は3-0ながらジャッジ3者とも113-111という僅差。採点表では11回終了時、3者ともイーブンだったため、結果的に最後のダウンが勝敗を分けた形となった。

 栗原は試合後「本当に気持ちの強い選手だった」と小林を称えた上で「自分の技術不足が露骨に出た。相手の気持ちに押されて、手が出なくなる一番悪いパターン」と、喜びもそこそこに反省ばかりが口を突いた。それでも敵地での初戴冠に成功した。25歳の2児のパパは「勝ったのは良かったし、12ラウンドを経験できたのも良かった。このままだと次は負けてしまうので練習します」と笑顔で飛躍を誓った。

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