那須川と交際中の浅倉カンナは無念の一本負け 泣きじゃくってリングを去る

浅倉カンナ(右)と抱き合う浜崎朱加=さいたまスーパーアリーナ
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 「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子スーパーアトム級(49・0キロ)タイトルマッチが5分3回で行われ、浜崎朱加(36)=AACC=が浅倉カンナ(21)=パラエストラ松戸=に2回4分34秒、腕ひしぎ十字固め(アームバー)で一本勝ちし、初代女子王座に就いた。浅倉はメーンでフロイド・メイウェザー・ジュニアに挑む、交際中の那須川天心に先んじて出陣したが、弾みをつける白星とはならなかった。

 1回、浅倉の指が偶然、浜崎の右目にかかるアクシデントがあり、しばらく試合が中断した。再開後、浜崎がテイクダウンしたが、浅倉はすぐにスタンディングに戻った。その後、浜崎が右のパンチを当てるなど、スタンディングで攻める。浅倉はタックルから背後をとり打撃を加えるも、浜崎も逃れて逆にひじ関節を狙って反撃という一進一退の攻防が繰り広げられた。

 2回に入ると、浜崎が右ハイキックや、左右のパンチで圧力をかける。残り1分15秒ほどでグラウンドに移行し浜崎がサイドポジションに。ここから伝家の宝刀・十字固めで右肘をきめにかかった。左手でロックしたり、体を反転させたりしてこらえる浅倉だったが、耐えきれずタップ。浜崎が一本勝ちを収めた。

 女子スーパーアトム級の初代王者となり、リングで「思ったよりも重かったです。ベルトが」とその重みを文字通り実感していた。敗れた浅倉は泣きじゃくってリングを後にした。

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