ホワイトが棚橋KO!IWGP挑戦猛アピール「お前はほとんど歩けない」
「プロレス・新日本」(5日、後楽園ホール)
ジェイ・ホワイトが前日に4年ぶりのIWGPヘビー級王座返り咲きを果たした棚橋をKOし、王座挑戦を猛アピールした。
前日にオカダ・カズチカを一騎打ちで破り、その勢いで棚橋の会見中に挑戦を要求したホワイトは外道、バッドラック・ファレと組み、棚橋、オカダ、昨年9月23日で頭部と左肩を負傷して欠場を続けていたYOSHI-HASHI組と対戦。復帰戦で燃えるYOSHI-HASHIの健闘に苦しみ、最後は必殺技カルマを浴びる寸前まで追い込まれたが脱出し、ブレードランナーで仕留めた。
ホワイトはマイクを持つと、「タナ(棚橋)、オレはお前のベルトが欲しい」とファンの前で再び挑戦を要求。「タナ、エースの時代は終わった。これからはオレの時代であり、だったら、そのベルトはオレのものだ。オレが正解だったと、みんないつになったら分かるんだ。今のお前はほとんど歩けない状態じゃないか。来るなら来い!」と、自身が挑戦者にふさわしいことを訴えた。
これを聞いた棚橋がリングに上がると、外道が急襲し、ホワイトとファレも加わって袋だたき。さらに、オカダが棚橋の助太刀に駆けつけると、ファレがグラネードで撃退し、ホワイトは棚橋をブレードランナーでKOした。ホワイトは再びマイクを持つと、「ここにいる2人のスターを見ろ。1人は昨日倒した。もう1人はオレが倒す相手だ。そして、オレがIWGPヘビー級チャンピオンになる。ニューイヤーというのはニューエラ、新しい時代のことであり、それはオレの時代だ」と豪語した。
一方、棚橋はバックステージで、「やっぱ、こういう世界だよね。4年ぶりにチャンピオンになったら、また狙われる」と苦痛に顔をゆがめながらコメント。「とにかく、1回ダメージを抜いて。1年でね、日本を2周ぐらいしますから。楽しみな2019年です。全国のみなさん、棚橋とIWGPを楽しみに待っていて下さい」と、王座を守り抜く覚悟を示した。