シンガポールに拠点を置く格闘技団体「ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐ」は２５日、「修斗」との独占パートナーシップの締結を発表した。将来的に協力関係の下、日本人選手に世界レベルの大会参戦の機会をつくるなど日本格闘技界の成長拡大に関わっていく。

　今回のパートナーシップの締結により、１９年１月以降に新たにプロフェッショナル修斗世界王者を戴冠した選手は、自動的に「ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐ」の契約選手になることができるなど、新たな取り組みを始める。

　ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐのチャトリ・シットヨートンＣＥＯ兼会長は「総合格闘技の源流である日本の格闘技団体・修斗とパートナーシップを発表することに非常に興奮しています。ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐの世界ストロー級王者である猿田洋祐や、内藤のび太、さらに日本人ロースターの中でもアイコン的な存在である青木真也を輩出した団体である『修斗』と『ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐ』がこうした結びつきを持つのは、ある意味必然とも言える出来事です。今後も日本格闘技界の発展や進化のために、手を取り合って進んでいく決意です」とコメントした。

　ＯＮＥ　Ｃｈａｍｐｉｏｎｓｈｉｐは３月３１日に日本初興行を両国国技館で開催する。青木真也（ＥＶＯＬＶＥ　ＭＭＡ）が王者エドゥアルド・フォラヤン（フィリピン）に挑むライト級王座戦が行われ、元ＵＦＣ王者のデメトリアス・ジョンソン（米国）、エディ・アルバレス（米国）も参戦する。