西日本ボクシング協会、新会長に真正ジム山下氏「協会主催興行で選手育成」

 西日本ボクシング協会総会が3日、兵庫県洲本市で開催された。任期3年を2期務めた井岡弘樹氏の3月末の任期満了に伴う会長選が行われ、31-26(投票総数60票、無効票3)で真正ジム会長の山下正人氏(56)が六島ジム会長の枝川孝氏(54)を制して新会長に選出された。4月1日から任期は3年間。

 山下氏は新会長としての抱負を「3本柱」として掲げた。まず「協会主催の興行で、自主興行ができないジムの、よい選手を育てていきたい。興行ができるジムが中心になって、協会がいい選手を育てたい」と試合に恵まれない選手にチャンスを与える意向。才能のある選手のマッチメークが「待ちになってしまうのはもったいない」と言い、当面は年1、2回の興行を目指す。将来的には「ファン感謝祭もやりたい」と青写真を描いている。

 また、ほかにも「経営の厳しいジムの救済」や「JBC(日本ボクシングコミッション)と協会との問題解決」を掲げ、使途不明などが指摘されていた健康管理見舞金(健保金)問題の解決も視野に入れている。

 山下氏は兵庫県警の元刑事。千里馬神戸ジムでトレーナーを務め、2007年に自身で真正ジムを創設した。元3階級制覇王者の長谷川穂積氏、前WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼、前WBO世界ミニマム級王者・山中竜也氏、WBO女子世界ミニマム級王者・多田悦子ら世界王者を育成してきた。

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