元NWAジュニア王者レス・ソントンさん死去 初代タイガー、藤波と対戦

 元プロレスラーでNWA世界ジュニアヘビー級王座を5度獲得したレス・ソントンさんが2日(現地時間1日)にカナダのカルガリーで死去したと4日(現地時間3日)、海外の複数のメディアが報じた。84歳。死因は不明。

 ソントンさんは英国マンチェスター出身で、“蛇の穴”と呼ばれるビリー・ライレー・ジムに入門し、57年にプロレスデビューし、英国を中心に活動。70年代に入るとカナダ、米国に進出。80年には当時世界最高峰の団体NWAのジュニアヘビー級王座を初めて奪取した。84年にはWWF(現WWE)へ移籍。91年に引退した。

 来日経験も多く、70年の国際プロレスに始まり、74年には新日本プロレスに参戦。80年にはビル・ロビンソンと組んで全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦に出場した。81年からは再び新日本プロレスに参戦し、藤波辰爾のWWFジュニアヘビー級王座に挑戦。82年には初代タイガーマスクを相手にNWAジュニアヘビー級王座の防衛戦を行い、敗れている。

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