諏訪魔が三冠前哨戦で宮原絞め落とす「1強じゃおもしろくない」
「プロレス・全日本」(7日、後楽園ホール)
王者の宮原健斗に諏訪魔が挑戦する三冠ヘビー級選手権試合(24日、横浜文化体育館)の前哨戦が8人タッグで行われ、諏訪魔が宮原を万力スリーパーで絞め落とし、レフェリーストップで勝利した。
諏訪魔は石川修司、佐藤光留、岡田佑介と組んでフランシスコ・アキラ、ブラックめんそ~れ、ヨシタツ、宮原組と対戦。2人は場外で花道の柵を投げ合うなど激しくやり合った。終盤は2人の一騎打ち状態となり、諏訪魔は宮原の必殺シャットダウンスープレックスを逃れて万力スリーパーで絞め上げる。そこからラストライドに移行しようとしたが、脱出されてヒザ蹴りブラックアウトを浴びた。だが、諏訪魔は耐えて再び万力スリーパーに持ち込み、レフェリーストップを呼んだ。
諏訪魔はゴングが鳴っても絞め続け、レフェリーに引き離されると、宮原は失神。リングに横たわる王者に向かって諏訪魔は「今、宮原のことボロクソに言おうと思ったんだよ。ただね、向き合って、コイツと正々堂々、横浜で三冠戦やろうと思う。このベルトはオレがいただく」と宣言した。
インタビューでも諏訪魔は意気揚々。「宮原1強じゃおもしろくない。プロレス界も1強じゃおもしろくねえんだよ。そのために、オレがベルトを獲って、全日本はこれからどうなっちゃうんだろうって、そういう全日本プロレスにリセットしたいなと思ってるんだ」と主張し、「正々堂々と戦って、1回、宮原の時代は終わらせる。まだまだ強えのはいるし、若いのだっていっぱいいる。全日本プロレスはまだまだ前に進んでいく」と予告した。