65歳・渕正信 生え抜き史上最長の45周年で白星ならず
「プロレス・全日本」(7日、後楽園ホール)
65歳の大ベテラン渕正信がデビュー45周年記念試合第1戦を白星で飾れなかった。かつて全日本の前座戦線を盛り上げた百田光雄と久々に丁々発止の攻防を繰り広げるなど老体にむち打って奮闘するも、最後は秋山準に「おめでとう」のかけ声ともにエクスプロイダーで仕留められた。
1つの団体の所属としては日本プロレス界史上最長を誇る全日本の生え抜きは試合後、相棒の大森隆男に「目標はあと何年ですか」と質問されて、「何年まで続けて欲しいんだよ」と苦笑。「最後は強烈な技を、受け身取れないから見事に首筋から落とされて、改めてプロレスの厳しさを知りました」と首をさすりながら話した。