元世界王者・木村翔が現役続行宣言!中国ファンの熱烈メッセージに心動いた
ボクシングの青木ジムは19日、都内で会見を開き、所属選手の前WBO世界フライ級王者・木村翔(30)が現役続行することを発表した。再起戦は3月に中国・上海で行うことが有力だ。
木村は18年度の年間最高試合に選ばれた9月の田中恒成(23)=畑中=との2度目の防衛戦で敗れ、王座陥落。その後は引退も考え、2カ月ほど「遊びほうけていた」という。だが、応援してくれるファンの声に心を動かされて復帰を決意。特に、木村は中国では、スーパースターの鄒市明から王座を奪ったことで高い知名度があり、中国の単文投稿サイト微博(ウェイボー)で「もう一度チャレンジして欲しい」、「あきらめないで」など多くの熱いメッセージが寄せられたという。
すでに昨年12月から練習を再開しており、「(田中に)負けた原因は、技術面もあるし、自分に足りないものをプラスして行けたらと思って今は一生懸命練習している状態です」という。目標は世界王座返り咲き。「もちろんチャンスがあれば今年中にチャンピオンベルトを巻きたい。フライ級がベストだと思いますけど、チャンスがあれば1階級上でも下でも戦えるように調整はしていきます」と、貪欲な姿勢を見せた。