SSマシン実子が4・10プロレスデビュー「ビッグサプライズ起こす」覆面レスラーで
プロレス団体のドラゴンゲートは8日、都内で会見を開き、新日本プロレスなどで活躍したスーパー・ストロング・マシンの実子が、父と同じ覆面レスラーのストロングマシーン・Jとして4月10日の後楽園ホール大会でデビューすることを発表した。Jはストロングマシーン・F、ストロングマシーン・Gとともにマシーン軍団を結成し、堀口元気、横須賀ススム、Kzy組と6人タッグ戦で対戦。マシーン軍団にはマシンのマネジャーだった将軍KYワカマツがセコンドに付く。
父のマシン、F、Gとともに会見に出席したJは「この度、ご縁があって、ストロングマシーン・Jとしてドラゴンゲートマットでデビューすることになりました。平成最後のビッグサプライズを起こしたいと思います」と力強くあいさつ。昨年6月に父の引退記念試合を見てプロレス入りを決断し、ドラゴンゲートを選んだ理由を「自分と同じ軽量級の選手が輝いて見えて、いつか自分がこのリングに立っているんじゃないかと自然に思った」と話した。
父のマシンは「どんな練習しているかも分からない。プロレスに関するアドバイスは一切していない。ドラゴンゲートさんもかなり期待していると私はとらえている。しょっぱい試合をしたら終わりだと思います」と、息子にハッパ。息子の経歴の公表を「マシン(機械)ですから」と、拒んだものの、プロレス入りの経緯を「高校生の時にそういう話を突然聞いて、『身長足らないんじゃないか』みたいな話をした。それで就職して社会に出たけども、夢は捨てられなかった。そして、ドラゴンゲートさんの試合を見て、入門するのにお金がかかるけど、自分でお金を貯めて、テストを受けてって感じですよ」説明した。
反対はしなかったという。「本人の夢ですから。私も親に反対されましたけど、本人のやりたいことをやらせる。これが一番じゃないですか。ましてや、マシンの遺伝子を継いでくれる。こんなにうれしいことはない」とうれしそうに話した。
昨年1月にはマサミ(本人の希望によりカタカナ表記)夫人が死去しており、「本来ならば、デビュー戦を見てもらいたかった、という気持ちはすごくあると思う。でも見てもらえなかった」と、息子の心情を代弁。最後は「そういうことも含めて、彼は自分で努力すると思いますよ。オレも何かあればヘルプします」と、優しい言葉をかけた。
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