新日本NJC開幕!石井が永田撃破「年寄とか言ってるヤツには負けねえ」

 永田裕志(左)に張り手を見舞う石井智宏=後楽園ホール
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 「プロレス・新日本」(8日、後楽園ホール)

 優勝者が4月6日の米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン大会でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑戦する権利が与えられる32選手参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」が開幕し、1回戦の4試合が行われた。

 43歳の石井智宏と50歳の永田裕志のベテラン対決は激闘に発展。永田が白目式腕固めなどで石井の右腕に集中攻撃を加え、雪崩式エクスプロイダーの荒技も繰り出すなど攻勢に出る。

 だが、石井も頭突き、エルボー、ラリアットなどの武骨な技で反撃。終盤は大技の応酬となり、永田が岩石落とし、ロープの反動を利しての投げっぱなしジャーマンなどで追い込むも、石井は驚異的な粘りで耐え抜き、最後は延髄斬り、スライディング式ラリアットからの垂直落下式脳天砕きでトドメを刺した。試合後は激闘を物語るように、両者とも倒れたまましばらく動けなかった。

 永田と舌戦をくり広げていた石井は「言ったろ、自分でジジイとか年寄とか言ってるヤツには負けねえって。体力が低下したから退いてる訳じゃねえ?50代でIWGPチャンピオン?ふざけんな。笑かすな。そのために何かやったのか、アイツは。何か行動したのか。何もしてねえだろ」と猛批判。続けて「チャンスなんか待ってても来るわけねえじゃん。オレは後輩に道を譲ったりしねえからな。そう思ったら終わりだ。気持ちが負けてんだよ。永田、てめえ50だろ。まだ遅くねえ。もう一回気持ち入れ替えてオレの所に来い。胸を貸してやる。永田に言っとけ。43のグリーンボーイからのメッセージって」と挑発した。

 また、その他のニュージャパンカップの試合は、YOSHI-HASHIが中西学に、タイチが本間朋晃に、チャーズ・オーエンズがジュース・ロビンソンに勝利して2回戦に進出した。

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