新日本NJC1回戦・棚橋が海野に貫禄勝ち「自分が主役じゃないのは珍しい」

 「プロレス・新日本」(10日、ベイコム総合体育館)

 優勝者に4月6日の米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン大会メインイベントでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑戦する権利が与えられるシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の1回戦が行われ、前同王者の棚橋弘至がヤングライオン(新日本の若手選手)から抜てきされた海野翔太を破り、2回戦に進出した。

 期待を寄せるファンの大声援を受けた海野は臆することなくエルボー連発、張り手、ミサイルキックなど気迫あふれる攻めを展開。さらには棚橋の得意技テキサス四つ葉固めを繰り出し、丸め込んで3カウントを奪う寸前まで追い込む場面も作ったが、最後は棚橋がテキサス四つ葉固めでねじ伏せた。

 棚橋は「自分が主役じゃない試合というか、こういうシチュエーションは珍しい」と話しながらも貫禄の笑顔。「ただ、ずっとオレも翔太だった。いつかのオレは今の翔太だった。ファンのみんなはしっかり見てくれるから。棚橋、翔太は始まったばかりだから」と、現在の海野に若手時代の自身を重ね合わせ、今後の飛躍を期待した。

 一方、ヤングライオンながら新日本のエースを相手に14分以上も粘る健闘を見せた海野は「あこがれの棚橋さんと試合ができて、うれしい気持ちなんかない」と悔しさいっぱい。それでも、「自分は棚橋さんを越えて、これからの新日本プロレスを引っ張っていく。今日の試合で決めた覚悟もある。これから先、どんどん強い人と戦うけど、絶対勝って、頂点に立ってやる」と誓った。

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