ド迫力の肉弾戦!石川&諏訪魔が関本&岡林撃破で世界タッグ奪回

 「プロレス・全日本」(19日、後楽園ホール)

 世界タッグ選手権試合が行われ、前王者である挑戦者の石川修司、諏訪魔組が大日本から参戦している王者の関本大介、岡林裕二組を破って新王者となった。

 “暴走大巨人”コンビの挑戦者組は筋肉自慢の王者組と、ど迫力の肉弾戦を展開。ラリアット、タックルなどの打撃に豪快な投げ技も乱れ飛ぶ一進一退の攻防に場内が興奮する中、終盤は石川と岡林の一騎打ち状態に。石川は岡林のゴーレムスプラッシュを浴びるピンチを諏訪魔のカットで何とか切り抜け、最後はローリングラリアット、ランニングニーリフトからジャイアントスラムとたたみ掛けてトドメを刺した。

 試合後、石川は「強いね、正直。やっぱり2連敗は避けなきゃいけない。このベルトがないと、諏訪魔さんと面白いことをする発言権がない」と強敵撃破に満足顔。諏訪魔は「石川選手にスゲエ頑張ってもらった。今日はオレに行かせてくれっていうような感じがあった。関本、岡林、強えけどさ、岡林の野郎、何か気にくわない。まだオレは次があるんだな。大日本に乗り込んで、岡林をボコボコにしてやる」と青木篤志と組んで岡林、青木優也組と対戦する31日の大日本・福岡大会へ目を向けた。

 また、4月4日に開幕するチャンピオンカーニバルへ向け、石川は「ブロックが違うんで、決勝戦で諏訪魔さんと当たりたい」と“暴走大巨人”対決を希望すれば、諏訪魔も「オレは負けないよ。一番の敵、敵じゃない、ライバルか。いい試合をしたいな。また意地を張れるな」と笑顔で応じた。

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