新日本・オカダ、MSGでIWGP戦決定「失敗できない。世界中をビックリさせる」

 新日本プロレスは25日、オカダ・カズチカの優勝で幕を閉じた「ニュージャパンカップ」(NJC)の一夜明け会見を開き、4月6日(日本時間7日)に開催する米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン(MSG)大会の全対戦カードを発表。オカダは大会の最終試合となるダブルメインイベントの2試合目でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトと対戦することが正式に決まった。

 会見に出席したオカダは「昨日、家に戻って、ゆっくり寝れるかなと思ったんですけど、すぐ目が覚めてしまいました」と喜びを振り返り、「ボクの中でニュージャパンカップっていうものは、形としては終わりましたけど、まだ続いている戦い。マジソンスクエアガーデンが終わらない限り、この緊張感というのは切れることはない。IWGPのタイトルマッチも正式に決まりましたし、そこに向けて、また一生懸命コンディションを整えて、ベルトを獲れるように、しっかりやっていきます」と、大一番への意気込みを示した。

 4月上旬のニューヨーク周辺では新日本だけでなく、世界最大のプロレス団体WWEなど多くの団体が大会を予定。世界が注目する場所で「新日本プロレスの戦いを見せたい。マジソンスクエアガーデンに来たお客さんに、やっぱり新日本プロレスを見てよかった、この1週間で一番の思い出は何かと言ったら、新日本プロレスを見たことだなと、思ってもらえるような戦いを見せることしか考えていない」と自身の戦いを貫くつもりだ。

 格闘技の殿堂とたたえられるMSG大会の意味を「新日本にとってではなく、日本のエンターテイメントにとって意味のあること」ととらえ、「日本のものがマジソンスクエアガーデンでどーんとできるわけじゃないですか。日本ってすごいじゃんと思われると思いますし、プロレスってそんなパワーがあるもんだなと思ってもらえると思うので、そこは失敗できないんじゃないかと思いますね」と気持ちを引き締める。

 日本人がメインイベントに強いこだわりを見せ、「やっぱり“新”日本プロレスですから。日本人が新日本の戦いを見せないと。その中で、プロレス界の顔が出るべきだと思っている。そこはボクしかいないと思っています」と自身の立場を自覚。「メインに立って終わりじゃないんで、そこでチャンピオンになって、そうだよね、オカダだよねって認めてもらえるような、ホントに世界中をビックリさせたいというのはありますね。日本のプロレスで」と目を輝かせた。

 対戦相手のホワイトとは過去2戦2敗と勝ち星がない。それでも、「(ホワイトは)勢いだけでやっている部分はあると思いますし、でも、その勢いが怖い部分ではある。でも、ボクにはニュージャパンカップを勝った勢いというのが必ずあると思うので、ニュージャパンカップを勝った勢いで、堂々と胸を張ってIWGPヘビー級チャンピオンの真っ正面に立って、ベルトを獲りたい」と、昨年6月以来の王座返り咲きに自信を示した。

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