木村翔、圧勝で返り咲き宣言「また必ず世界王者になります。中国で」
「ボクシング・東洋太平洋シルバーフライ級王座決定戦」(30日、上海)
ボクシングの前WBO世界フライ級王者、木村翔(30)=青木=が30日、中国・上海で東洋太平洋シルバー同級王座決定戦に臨み、ウィチャー・プライカオ(タイ)に3回TKO勝ちした。木村は昨年9月の2度目の防衛戦で、田中恒成(畑中)に判定負けして王座から陥落した。
2度の世界挑戦経験を誇るベテランを圧倒し、3回に3度のダウンを奪った。リング上のインタビューで「また必ず世界チャンピオンになります。中国で」と宣言すると、大歓声が上がった。木村は17年に上海で五輪2大会連続金メダルの鄒市明(中国)を破ってWBO世界フライ級王座を獲得。抜群の知名度がある中国で鮮やかに再起を飾った。