青木真也が王座返り咲き!日本初上陸「ONE」初回一本勝ちでフォラヤンにリベンジ
「ONE Championship」(31日、両国国技館)
シンガポールを拠点とするアジア最大の格闘技イベント・ONE Championshipが日本初大会となる「ONE Championship A NEW ERA 新時代」を両国国技館で開催。メインイベントのライト級タイトルマッチでは、元王者の青木真也(35)=イヴォルブMMA=が初回2分34秒、肩固めで王者のエドゥアルド・フォラヤン(34)=フィリピン=を破り、王座返り咲きを果たした。
両者は青木が王座を保持していた16年11月にシンガポール・インドア・スタジアムで対戦。3回TKOでフォラヤンが勝利し、青木は3度目の防衛に失敗した。フォラヤンは一度王座を手放したものの、返り咲きを果たし、今回青木と再戦を行う運びとなった。
王座陥落後、3連勝で挑戦権を獲得した青木。立ち上がりから左ミドルキックを連発するなど積極的に仕掛ける。1分過ぎに大内刈りでグラウンドに持ち込むと、得意の肩固めで王者の左肩を決め、レフェリーストップを呼び込んだ。
2年4カ月ぶりにベルトを取り戻した青木は、ONE初上陸に沸く国技館のファンに向かってマイクパフォーマンス。「あのね、あのね…35歳になって、好きなことやって、家庭壊して、ひとりぼっちで格闘技やって…どうだお前ら、うらやましいだろう!」としゃがれ声で絶叫。「おれはこうやって明日もコツコツ生きていくんだよ」と続けた。日本のエースとしてメインを締めた男は、最後は大観衆に向かって「おれたちはファミリーだ!」と喜びを分かち合った。