新日本MSG大会・オカダがホワイト撃破でIWGP奪回!「日本の力を見せた」

 「プロレス・新日本」(6日、ニューヨーク)

 日本のプロレス団体初のマジソンスクエアガーデン(MSG)大会が超満員札止め1万6534人の観衆を集めて行われ、メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合は、挑戦者オカダ・カズチカが王者ジェイ・ホワイトを破って10カ月ぶり5度目の王座奪取を果たした。

 格闘技の殿堂に姿を現した新日本の顔オカダを、米国のファンは大オカダコールで出迎えた。一方のホワイトにはすさまじいブーイングが浴びせられる熱狂の中での戦い。2人は米国に迎合しない新日本そのままの激闘を繰り広げて、観衆を興奮させる。32分を超える一進一退の攻防は最後、オカダがホワイトの必殺技ブレードランナーとの目まぐるしい切り返し合いを制してレインメーカーを連発。さらに旋回しての墓石式脳天くい打ちからレインメーカーをたたき込み、驚異的な粘りを見せたホワイトを仕留めた。

 過去2戦2敗のホワイトにリベンジしての新日本の至宝奪回。世界最高峰の舞台でのメインイベントを締め、珍しく感無量の表情を浮かべた。新調されたチャンピオンベルトを腰に巻いてマイクを握ると、英語でファンに感謝。最後は「ニューヨークにもカネの雨が降るぞ!」と決めゼリフを絶叫すると、ファンから惜しみない大声援が送られた。

 殿堂での戦いに「あの景色を見られるのは、世界中の限られた人間。本当にすばらしい会場。また戻って来たい」と満足感を口にしたオカダ。多くの団体の興行が集中した4月上旬のニューヨークでの大会で大成功に導き、「これだけのお客さんが入ったら、日本のプロレスの力を見せることができたと思う。新日本プロレスを超えることができるなら超えてみなさい」と胸を張った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス