ボクシング近大元監督の除名無効 弁明機会なく手続き不備
近畿大ボクシング部監督だった際に教え子の女子選手にセクハラ行為をしたとして、日本ボクシング連盟から除名となった鈴木康弘元監督(31)の処分手続きに不備があり、除名が無効だったことが11日、関係者の話で分かった。
処分はパワハラや助成金の不正流用などで昨年8月に辞任した山根明氏が会長だった2017年に決まり、最も重い除名処分に必要な弁明の機会や、総会での決議がなかった。
日本連盟が11日に行った聞き取りで鈴木元監督はセクハラ行為を全面的に否定。今後、被害を受けたとされる女子選手からも聞き取りをし、倫理委員会や理事会で対応を協議する。