久保隼&木村翔が2階級制覇挑戦 5・26中国でダブル世界戦
ボクシングの前WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(29)=真正=が12日、中国・北京のホテルで会見し、5月26日に江西省撫州でWBA世界フェザー級王者の徐チャン(25)=中国=に挑戦することを発表した。また、前WBO世界フライ級王者の木村翔(30)=青木=がWBA世界ライトフライ級王者のカルロス・カニサレス(26)=ベネズエラ=に挑戦することも決定し、当日はダブル世界戦となる。
久保は17年4月にネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に10回TKO勝ちして世界初挑戦で王座を獲得。しかし同年9月の初防衛戦でダニエル・ローマン(米国)に9回TKO負けして王座陥落した。フェザー級にクラスを上げ、2階級制覇を目指す。
王者の徐は1月に米国・ヒューストンでヘスス・ロハス(プエルトリコ)に判定勝ちして、中国選手として史上3人目の世界王者となった。今回が初防衛戦となる。戦績は徐が18戦16勝(2KO)2敗。久保は14戦13勝(9KO)1敗。
木村は17年7月に上海で五輪2大会連続金メダリストの鄒市明(中国)を11回TKOの大番狂わせで破り、WBO世界フライ級王座を獲得。昨年9月の2度目の防衛戦で田中恒成(畑中)に判定負けして陥落したが、今回階級を下げて2階級制覇を狙う。中国の英雄・鄒に勝っている木村は、中国で抜群の知名度を誇る。戦績はカニサレスが22戦21勝(17KO)1分け。木村は22戦18勝(11KO)2敗2分け。