成長してほしい…引退するボリショイが後輩たちへ熱い思いを吐露

 4月21日に東京・後楽園ホールで引退興行「ありがとう!」を行うPURE-Jのコマンドボリショイ(年齢不詳)が15日、東京・木場のデイリースポーツを訪れ、熱い思いを口にした。

 昨年8月に黄色靱帯(じんたい)骨化症、脊索管狭窄(きょうさく)症のために引退を発表。その間、日本国内だけでなく、日本の女子プロレスをPRするため、2度の英国遠征やバングラディシュで試合をするなど、精力的に「引退ロード」を突き進んできた。ボリショイは「持病があるため引退するのに、引退が決まってから、ありがたいことに、今まで以上に試合が多かった」と振り返る。

 その“小さいな巨人”のマットを降りる日が刻一刻と迫ってきた。引退興行の当日は、第1試合で、ボリショイキッドとしてディアナのジャガー横田(57)やLLPW-Xの神取忍(54)らレジェンド級の女子レスラーが出場する「引退記念スペシャルバトルロイヤル」に出場。その後、OZアカデミーの尾崎魔弓(50)、米山香織(38)、そしてLeon(38)または中森華子(30)との引退試合3番勝負が待ち受けており、最後の最後まで息が抜けない。

 引退後は“覆面社長”として、団体の運営にかかわっていくことが決まっており、忙しさは変わらず、心配の種は尽きない。「引退した後のことが心配。私の引退をきっかけに選手たちが成長してほしい」。“小さな巨人”の第二のバトルが始まろうとしている。

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