長州力、大阪のファンに別れ 宿敵・藤波辰爾にエール「怪我に気をつけて」
「プロレス・ドラディション」(21日、大阪南港ATCホール)
6月26日に後楽園ホールで引退興行を行う長州力(67)が、藤波辰爾(65)が主宰するドラディションに出場。メインイベントで、越中詩郎、坂口征夫と組んで、藤波、ヒロ斎藤、関本大介組と激突した。大阪のファンに最後の雄姿をみせた。
長州の入場から観衆が熱狂。革命戦士の得意技が出るたびに大歓声が起きた。長州はサソリ固め、リキラリアット、ストンピングで猛攻。最後はヒロ斎藤をリキラリアットから片エビ固めで仕留め、11分7秒で勝利した。
試合後、長州は宿敵・藤波からマイクを向けられ「藤波選手とここまで駆け抜けて来ましたがもう精一杯です。後髪ひかれる思いですが、先に引退します」と1300人超満員札止めのファンにあいさつ。両雄はガッチリと握手を交わした。
長州は同日夜に投稿したブログでも「藤波辰爾の存在は此れから先も私の心の中にずーっと住み続けるでしょう」、「どうか怪我だけには気をつけて藤波辰爾自身のゴールに向かって是非頑張って下さい」とつづり、大阪のファンに感謝した。
長州は引退興行で越中、石井智宏と組み、藤波、武藤敬司、真壁刀義組と6人タッグマッチ(60分1本勝負)に登場する。