SBとの対抗戦に出陣する小笠原瑛作 SB愛を熱く語る
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2019 act.2」(27日・後楽園ホール)で行われるSBとREBELSの対抗戦で、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)と激突するWPMF世界同級&ISKA K-1 ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が21日、SB愛を熱く語った。
SB初参戦の瑛作だが「小学生ぐらいの時からプロになったらSBに出たいと思っていて、SBの大会観戦に行ったり、SBアマチュア大会にも出たことがあります」という筋金入りのSBファン。それだけに「もっと早く出たかった」といい、今回は「ついに来たか!」と、待望のオファーだった。ちなみにアマ大会では「3人参加のトーナメントに出て3位」という屈辱の結果に終わっており、「借りを必ず返したい」と燃えている。
当時は緒形健一、宍戸大樹という歴代エースのファンで「緒形さんの試合では2006年のS-cupで(ダマッシオ・ペイジに)ダウンを取られながらもダウンを取り返してKO勝ちした試合がすごく印象的でカッコ良かった」と回想。
「僕は小学生の頃から今も吉祥寺を拠点にしている和太鼓のチーム『雷音(らいおん)』に入っていて、SBのスポンサーさんの忘年会で太鼓をたたかせてもらったことがあります。当時はキックボクシングを始めた頃で、その会場で緒形さんと記念撮影させてもらったり、スポンサーさんにチケットをいただいてシーザー武志会長の真後ろで観戦したこともありました。今回、宍戸選手も出場するのでまさか同じリングに立てる日が来るとは思っていなかったので興奮してます」と、瑛作のSB愛トークはノンストップだ。
とはいえ、今回はREBELSを代表しての対抗戦。「先輩の不可思さん、兄の裕典、クロスポイントで一緒に練習しているUMAさんと一緒に出られるのでうれしい。みんな調子がいいのでREBELSが全勝してREBELSの強さを見せられると思います」と言い切った。
植山に対しては「国内には色んな団体のチャンピオンがいるので僕は植山選手のことを日本の一選手としか正直見ていません。だからと言ってナメているわけではなく、しっかりと倒しにいきたい」と冷静だったが、作戦面では「SBルールでは立ち関節技も認められているので絞め技も狙っていきたい」と、SBの特徴であるスタンドでのサブミッション投入を宣言。
実はクロスポイントでは柔術やMMAのクラスにも参加しており、同門の日菜太とのスパーリングでは「首相撲をやっている流れで投げ技をやったり、後ろに回ってスリーパーを仕掛けたりして」いる。「KOで仕留めたい」と言う瑛作だが、意外なフィニッシュも十分あり得そうだ。