新日本・ライガー「パンクラスでやった鈴木みのるじゃねえ」ケンカファイトに怒り爆発
「プロレス・新日本」(24日、後楽園ホール)
来年1月の東京ドーム大会で引退することが決まっている獣神サンダーライガーがこの日、デビュー30周年を迎え、記念試合の6人タッグ戦で敗北。大荒れのケンカファイトを繰り広げた相手の鈴木みのるに怒りをぶちまけた。
両者は02年に鈴木の主戦場だった総合格闘技団体パンクラスでパンクラスルール対戦し、負傷した佐々木健介に変わって出場したライガーが鈴木みのる敗れた因縁がある。ライガーは田口隆祐、タイガーマスクと組み、鈴木、エル・デスペラード、金丸義信組を迎え撃った。
試合前には鈴木がライガーを挑発。02年の因縁を持ち出して、「お前、あの時言ったよな。『2年ぐらい時間をよこせ』って。いつまで待たせんだよ。『体力が衰えて怖いからもうできません』、そういうことか。おい、どうすんだよ」と、ライガーを問い詰め、「30周年記念プレゼントだ」と、総合格闘技で使用するオープンフィンガーグローブを投げつけた。
これに怒ったライガーの奇襲で試合開始。鈴木は場外でライガーをイスで殴打し、リングでは両者が総合格闘技さながらのパウンド攻撃の応酬を繰り広げるなど大荒れの展開となる。最後は金丸がタイガーマスクにウイスキーを噴射し、スモールパッケージホールドで丸め込んだ。
試合後のライガーは怒り爆発。「鈴木よ、お前、ケンカがしたいのか。ケンカしたいのならこのリングを使うな。ここはプロレスの聖地だ。ケンカがやりたいなら、どこの街中でもやってやるぞ」とほえまくると、両者はリング上でチャンバラのような激しいイスのぶつけ合いを始め、場内は騒然となった。若手レスラーの制止で事なきを得ると、ライガーは再びマイクを持ち、「ケンカなら素人だってできる。プロレスラーは、練習した人間がこのリングで戦うんだよ。お前のケンカなんて誰も見たくねえ!」と、鈴木を怒鳴りつけた。
インタビューでもライガーの怒りは収まらず、「今日来た会場のファンに申し訳ない。悲しい。ライガーコールをくれたファンの前で、あれは何だ。パンクラスの総合ルールでも何でもない。プロレスでもない。ただのケンカだろ」と、記念試合をぶち壊しにした鈴木を猛批判。「ウチのリングを利用するな。ケンカ売るなら、ケンカやろうって言えや。オレがパンクラスルールでやった、あのころの鈴木みのるじゃねえ。あんなヤツと試合を組まれるのも嫌だ。なぜ新日本プロレスのリングに上げるんだ」となどとまくし立て、怒りに震えながら去っていった。
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