5階級制覇のドネア、ワンパンチKOでWBSS決勝進出!尚弥との夢カード実現か
「ボクシング・WBAスーパー世界バンタム級タイトルマッチ」(27日、ラファイエット)
WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=が優勝候補筆頭として注目される高額賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」バンタム級の準決勝が27日(日本時間28日)、米国ルイジアナ州ラファイエットのケイジャンドームで開催され、同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=が6回2分37秒KOで、同級5位のステフォン・ヤング(米国)を沈め、決勝進出を決めた。
この試合は1回戦を突破したドネアとWBO世界同級王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)が対戦するはずだったが、テテが現地入り後に肩を負傷して出場を回避。24日に大会を棄権することを表明し、アンダーカードに登場予定だったヤングが急きょ、代役選手として参戦することになった。
元世界5階級王者のドネアは代役挑戦者に実力を見せつける。6回、全盛期を思い起こさせるような強烈な左フックをたたき込み、ワンパンチKOでヤングを失神させた。
もう一方の準決勝は5月18日(日本時間19日)に英国・グラスゴーで開催。井上とIBF世界同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と激突する。井上が順当に勝ち進めば、今秋にも予定される決勝で「井上VSドネア」という夢カードが実現することになる。