小西伶弥が公開練習「勝つための練習しかしていない」 5・19世界戦
「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(19日、神戸ポートピアホテル)
王者フェリックス・アルバラード(30)=ニカラグア=に挑戦する、同級3位の小西伶弥(25)=真正=が10日、神戸市内の所属ジムで練習を公開した。シャドーやミット打ちなどでキレのある動きを披露し、「ケガもなくいい感じ。試合が楽しみ」と意気込んだ。
小西にとって昨年3月以来2度目となる世界挑戦。アルバラードは13年大みそかにWBA世界ライトフライ級王者だった井岡一翔(Reason大貴)に挑み、死闘の末、判定負けを喫している。小西は「今までで一番強い選手だが、勝つための練習しかしていない。自信しかない」と王座奪取を誓った。
試合当日には、英国グラスゴーでWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級準決勝を戦う(現地時間18日)。ともに1993年生まれの同学年だが、小西は「(立場が)離れすぎて意識もできない。まずは僕がベルトを取らないと」と控えめに笑った。
約1年2カ月ぶりの世界再挑戦へ「スタミナには自信がある。1ラウンドから最終ラウンドまで打ち合うつもり」と強気に話した。
戦績はアルバラードが34勝(30KO)2敗、小西が17勝(7KO)1敗。