村田諒太がWBSS井上尚弥のKO勝利予想「パワーの差が歴然」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦」(7月12日、エディオンアリーナ大阪)

 王者ロブ・ブラント(28)=米国=からの王座奪回を目指す前王者で同級3位の村田諒太(33)=帝拳=が16日、都内の所属ジムで練習を行い、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのバンタム級トーナメント準決勝を兼ねた王座統一戦(現地時間18日、英国グラスゴー)でIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=と対戦するWBA同級王者・井上尚弥(26)=大橋=のKO勝利を予想した。

 村田はロドリゲスを「スピードもあるし、右のカウンターもめちゃくちゃうまい。すべてのレベルが高い」と評価しながらも、「見た目的に打たれ弱そうな気がする。一発のドーンという怖さがない。そこの尚弥との差は歴然としている」と指摘。「一個一個の技術はハイレベルでお互いひけを取らないけど、パワーの面が全く違う。(尚弥の)序盤か中盤までのKO勝ちか、悪くても判定で勝つと思う」と太鼓判を押した。

 自身はこの日、6回のミット打ちなどで多彩なパンチの連打を繰り出すなどして汗を流した。「ワンツーワンツーだけでなく、ボディーもフックも、前と違っていろんなパンチを多く打っている。バランスがしっかりしていれば手は自然と出る。前の試合(昨年10月のブラント戦)みたいにつっ立った状態になると手も出ない。しっかりいい構えをして、しっかり手数を出す」と説明し、充実感をにじませた。

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