ファンタズモがオスプレイ撃破で単独首位!「オレの存在がようやく知れ渡った」
「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)
ジュニアヘビー級20選手がAとBの2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア」(BOSJ)の公式戦が行われ、初出場のエル・ファンタズモがウィル・オスプレイとの全勝対決を制し、4連勝でBブロック単独首位に立った。
出身地の英国で何度も戦ったという両者は、ともに驚異的な空中殺法を得意とするが、空中戦だけでなく場外ラフファイト、厳しい打撃戦も交えた激闘を展開。26分超の戦いは終盤、ファンタズモがオスプレイの必殺技ストームブレイカーを浴びる寸前の大ピンチを、レフェリーを巻き込んで切り抜け、急所打ちでもん絶させると、変型ヘラクレスカッターから得意のCR2とつないで白星をもぎ取った。
優勝候補を撃破したファンタズモは観衆に向かって、「お前たち、やっとオレにも声援を送るようになったのか」とふてぶてしくアピール。続けて、「オレは約束しよう。ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニアは、このオレのものになる」と宣言した。
インタビューでは多くの報道陣に囲まれ、「いい気分だな。プレスがオレのコメントを聞こうと、こんなにたくさん詰めかけたのか。オレの存在がようやく知れ渡ったのか」と上機嫌。「もう誰がAブロックを勝ち上がろうがどうでもいい。栄冠はオレにもたらされる」と再び優勝を宣言した。