木村翔、決戦の地・中国へ「もっと有名に」2階級制覇でビッグマッチ目指す
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(26日、撫州)
王者カルロス・カニサレス(26)=ベネズエラ=に挑戦する同級2位の木村翔(30)=青木=が23日、羽田空港から中国へ出発する前に取材に応じ、再びチャンピオンベルトを手にしてビッグマッチにつなげる意欲を示した。
WBO世界フライ級王座に続く2階級制覇がかかる木村は、1階級下げての挑戦にも「やり残したことはない。体重も順調に落ちてベストコンディション。すごく汗が出る」と絶好調をアピール。開催地は中国のやや内陸部にあり、乗り継ぎや車での移動を含めて約10時間の移動にも、「しんどいですけどしょうがない。相手も同じですし。海外も慣れたので大丈夫です」と話した。
木村は中国のスーパースター鄒市明から王座を奪取したことで、中国では卓球の福原愛に次ぐ有名な日本人アスリートとなっている。ジムには中国人が見学に多く訪れ、この試合が決まってからはさらに増加しているという。所属ジムの有吉将之会長は「今は人気があるけれどベルトがない。こういう選手とやってほしいとか、ビッグファイトにつながるように、ますはベルトを取って、そういう話が来るような状況に持っていきたい」と期待。木村も「もっと中国でも有名にならなきゃいけないと思うので、しっかりベルトを獲れるように頑張ります」と意欲を示した。