RIZIN・那須川が公開練習 尚弥の圧勝に「悔しい」相手逃亡には激怒
キックボクシングのRISE世界フェザー級王者の那須川天心(20)=TARGET=が24日、千葉県松戸市内で総合格闘技「RIZIN」(6月2日、神戸ワールド記念ホール)へ向けた練習を公開。ISKAフリースタイルルール世界フェザー級王者アメッド・フェラージ(フランス)に挑戦する予定だったが、先日にフェラージが出場を拒否したことに怒りをあらわにした。
21日にはツイッターで「対戦相手が逃亡して変更になるらしい 舐めんなよ」と、怒りをこめてつぶやいていた那須川。複数の試合を控えているため、どの相手なのかは不明だったが、インターネットテレビの「RIZIN TV」で榊原信行CEOがフェラージだと明かした。RIZIN関係者によると、ISKAの選手を代わりに立て、近日中に発表するとのこと。
この日、那須川はミット打ちでオーバーハンドの左、右フックなど強打を練習しただが、RIZIN対策は「相手がいないんで考えようがない」と苦笑。練習の狙いを「7月に向けての練習中のパンチ。オーバーハンドのパンチを回したりとか、スアキム選手は外からの攻撃に弱いので、そこを狙って行きたいなと思って」と、7月21日にはRISE世界トーナメント準決勝のルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)戦対策であると説明した。
敵前逃亡したフェラージについては「プロ失格。格闘技やめちまえと思いましたね。同じ格闘家とは思いたくない」と、怒りを通り越してあきれ顔。「なんで格闘技やってんだろうと思いますよね。目指しているところがちがうのかな。最近思うんですよね、本当に世界一になりたいと思っている人って、案外少ないのかなって」と自問するほどだった。
また、先日にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズで衝撃的な2回KO勝ちを収めたWBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)については、「すごいですね」と驚嘆。「ちょっと悔しかったです。世界と戦って、差をつけられてるというか、負けてられないなというのはありますね。キックでは自分がトップでやっていけてますけど、(井上は)ジャンルを超えている強さ」と大いに刺激を受けていた。