現役大学院生ボクサー・坂本真宏が引退へ 再起戦で敗れ、骨折
現役大学院生ボクサーの坂本真宏(28)=六島=が引退を決断したことが30日、分かった。所属ジムの枝川孝会長によると、29日に本人がジムを訪れ、引退の意向を伝えたという。後日あらためて日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出するという。
大阪市立大入学後にボクシングを始めた坂本は14年にプロデビュー。同大大学院に進学し、工学部工学研究科で機械物理系を専攻する傍ら、17年にWBOアジア太平洋フライ級王座を獲得した。18年大みそかにはマカオでIBF世界フライ級王者のムザラネ(南アフリカ)に挑戦したが、10回TKO負けを喫した。国公立大大学院生の世界王座挑戦は日本初の快挙だった。
再起戦となった26日のWBOアジア太平洋フライ級王座決定戦で阪下優友(角海老宝石)に6回TKOで敗れた。ジム関係者によると、右眼底や鼻骨を骨折したという。