“名城2世”近大出身の峯佑輔が六島ジムからプロデビュー
プロボクシングの六島ジムが30日、大阪市内で会見を開き、近大ボクシング部で副主将を務めた峯佑輔(23)が同ジムからプロデビューすると発表した。
峯は「関西だったら六島しかない。チャンピオンもいるし、(トレーナーの)武市先生も慕っている。間違いないと思った」と語り、「プロになりたいと、ずっと思っていた。お金を稼いで贅沢な暮らしをしたい」と野心をむき出しにした。
会見に同席した武市トレーナーは「アマで実績のあるボクサーが来てくれて責任もある。世界チャンピオンを取らせないといけない。まず来年にはアジアのタイトルに手が届くところに行かせられると思う」と青写真を描いた。7月7日にプロテストを受験し、今夏にもプロデビューする予定。
近大から六島ジムに入門した経歴は、元WBA世界スーパーフライ級王者で現近大ボクシング部監督の名城信男氏に重なる。峯は名城監督から「頑張れ」と言葉を掛けてもらったといい、枝川会長は「“名城2世”を目指す」と有望株に期待を寄せた。
◆峯佑輔(みね・ゆうすけ)1996年5月22日、大阪府柏原市出身。幼少期は正道会館で空手に親しみ、大阪・興国高入学からボクシングを始めた。高校3年時の14年に全国高校総体ライトフライ級で準優勝、国体少年の部ライトフライ級で優勝。近大経営学部進学後は15年台北カップ・フライ級優勝、17年全日本選手権フライ級3位。アマ戦績は51勝10KO12敗。身長168センチ。右オーソドックス。血液型O。