山本アーセン 愛娘も格闘家に?「絶対やらせません!」格闘一家最強のDNAは…

 マイクパフォーマンスで会場を沸かす山本アーセン=神戸ワールド記念ホール(撮影・佐藤厚)
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 「RIZIN.16」(2日、神戸ワールド記念ホール)

 故山本“KID”徳郁さん(享年41)のおいで、元レスリングの世界女王の山本美憂(44)=KRAZY BEE=を母に持つ山本アーセン(22)=KRAZY BEE=が第6試合・MMAルール(肘あり)に登場。右肘一撃でティム・エスクトゥルース(37)=米国=に初回2分4秒KO勝ちし、第12試合に登場する母に勝利のバトンをつないだ。

 RIZIN3連敗中だったアーセンは初回に組み合いから右膝をボディーに入れると、間髪入れず右肘を打ち込み試合を決めた。復活のKO勝利に「パパ勝ったよ~、空」とリング上で絶叫し、2月14日にハンガリー出身の妻・ドルカさんとの間に誕生した長女のSIMON・空ちゃんに勝利を報告した。

 アーセンの祖父はミュンヘン五輪レスリング・グレコローマン日本代表の山本郁榮氏。母・美憂は、故KIDさん、レスリング元世界女王・聖子(38)と3きょうだいの長女という日本を代表する格闘一家だ。

 空ちゃんが誕生したことで「格闘一家最強DNA」の継承者とも考えられるが、アーセンはこれをきっぱり否定。「やらせません!総合は絶対やらせません!」と即答した。

 空ちゃんについて「男の子だったら名前を付けるのは俺、女の子だったら奥さんというルールを決めていた」と明かしたアーセン。「試合前も毎分のように娘のことを考えていた。俺に似てないんですよ。目パッチシで、ヨーロピアンで。でも女の子なんで俺に似なくて良かったかな」と父親の顔をのぞかせた。

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