浜崎朱加が初防衛成功 フレイとの頂上決戦に3-0判定勝ち
「RIZIN.16」(2日、神戸ワールド記念ホール)
セミファイナルでRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ(49・0キロリミット、女子MMAルール・肘あり)が行われ、王者の浜崎朱加(37)=AACC=が3-0の判定で、Invictaアトム級王者のジン・ユ・フレイ(34)=米国=を退け、初防衛に成功した。
浜崎は昨年大みそかに浅倉カンナ(パラエストラ松戸)との決定戦をアームバーで極めてRIZIN女子スーパーアトム級初代女王に輝いた。初防衛戦で迎えるフレイとは浜崎がInvictaアトム級王者だった16年9月に2度目の防衛戦で対戦しており、再戦となる。前回はカットによる2回TKOで浜崎が防衛に成功している。
2年9カ月ぶりのリマッチ。雪辱への気持ちを込めるかのごとくフレイは掟破りの「PRIDE」のテーマ曲で入場。これにはRIZIN関西初開催となったワールド記念ホールが沸いた。続いて浜崎がベルトとともに「PRINCE OF YOKOHAMA」で入場。RIZINとInvictaの現役王者が対戦する頂上決戦の舞台が整った。
初回、浜崎は構えをスイッチしながらジャブ、ローキックと散らし、リズムをつかみにかかる。フレイもサウスポースタイルから左ストレートを伸ばし、ヒットさせた。2回、浜崎は左ストレートを繰り出すも、ブロックされ、逆に左フックを浴びた。
明確なポイントが欲しい浜崎は最終回、開始とともに仕掛け、この試合最初のテイクダウンを奪う。一本勝ちを奪うことはできなかったが、4分以上攻め続けて勝利を決めた。「対戦したことのあるフレイ選手がとても強いことは分かっていた。試合前ナーバスになったが、ほっとしています」と安どの表情を浮かべた。最終回の攻防を振り返り「次はしっかり決めます」と宣言した。
勝った浜崎には、協賛社からダイヤモンドが贈呈された。榊原信行CEOによると、「値段は明かせないが相当な価値」のものだという。