那須川の世界進出熱望に榊原CEO「止めるまでもない」
「RIZIN.16」(2日、神戸ワールド記念ホール)
ISKA世界フェザー級タイトルマッチでマーティン・ブランコ(30)=アルゼンチン=を2回KOで破って新王者となった“キックボクシング界の神童”那須川天心(20)=TARGET=が「オファーがあればどこでも」と世界進出を熱望した。
那須川はリング上での勝利者インタビューで「日本にとどまりたくないのが正直ある。そろそろ世界に飛び立って試合をしたい」との思いを口にした。その真意を問われると、「いろいろ盛り上がっているんで、オファーがあればどこでも」と返答。「元々、世界一になりたいというのが目標。日本にいて世界一と言っても説得力がない。日本でもやらなきゃいけないことがありますけど、段々なくなってきたんで、そろそろいいんじゃないかと」と、目を輝かせた。
これについて、RIZINの榊原信行CEOは「勝てる選手がいるのかという感じ」と那須川の実力に驚きながら、「彼がモチベーションを持ってやれるチャレンジを後押ししたい」とコメント。「ボクらは海外で大会をやっていない。(米国の)ベラトールでも(シンガポールの)ONEでも、スケジュールを見ながら、モチベーションがあるものだったら、ボクらが止めるまでもない、という気がします」と、那須川の希望を尊重する考えを示した。