「プロレス・全日本」（１８日、後楽園ホール）

　３日に交通事故により４１歳の若さで死去した世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志さんの追悼セレモニーが行われた。メインでは、青木さんの盟友で、この日に青木さんの王座に挑戦予定だった佐藤光留と青木さんの弟子の岡田佑介が特別試合で対戦。青木さんが得意としたグラウンドの攻防から、佐藤が蹴りと関節技を中心に厳しく攻め、最後は腕ひしぎ逆十字で勝利した。

　試合後、佐藤は涙をこらえきれず「青木さんがいるはずだったリングに立ったら本当にさみしいよ！」と絶叫。「全日本ジュニアは一生、明るく楽しく激しく進化します！」と天国に誓った。多くのファンがすすり泣く中、最後は選手総出で１０カウントゴングとともに黙とうをささげた。