井岡一翔、日本初の4階級制覇達成!10回TKO「感謝の言葉しかありません」
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王座決定戦」(19日、幕張メッセ)
トリプル世界戦が幕張メッセ・幕張イベントホールで開催され、メインイベントのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦では、元世界3階級王者で同級2位・井岡一翔(30)=Reason大貴=が、同級1位アストン・パリクテ(28)=フィリピン=に10回1分46秒TKO勝ち。17年4月以来、2年2カ月ぶりの国内復帰戦で日本初の4階級制覇を達成した。
井岡は高い防御技術でパリクテの強打を封じた。身長で4センチ、リーチで6センチ下回り、パリクテの長い距離に苦しんだが、巧みなブロッキングとボディーワークで相手のパンチをことごとくかわした。パリクテが出てきた7回には打撃戦でも応戦。宝刀の左ボディーで巻き返した。そして10回に右ストレートでダメージを与えると、一気の連打でストップを呼び込んだ。
井岡は「感謝の言葉しかありません。復帰して僕以上に期待してくれた方々にこの勝利を捧げたいです。このベルトにすべてを懸けて、日本の地で4階級制覇できてうれしく思います」とリング上で感極まった。
井岡はWBA世界フライ級王座を返上後の17年大みそかに会見を開き、現役引退を電撃表明した。しかし18年7月に海外を拠点に、復帰することを発表。同年9月に米国イングルウッドで1年5カ月ぶりとなる復帰戦、マクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)戦に臨み、判定勝ちした。そして昨年大みそかには4階級制覇を狙ってドニー・ニエテス(フィリピン)と同級王座決定戦を争ったが、1-2の判定負け。その後、ニエテスがビッグマッチを求めて王座を返上したため、2試合連続で王座決定戦出場のチャンスが巡ってきた。3月にはライセンス再交付を申請し、国内復帰も果たしていた。
さらなる活躍に期待が高まる。「死に物狂いでこのタイトルを取ったので、このWBOのベルトをまた海外に行くチケットとして、海外の他団体のチャンピオンと戦いたい」と統一戦を熱望した。
井岡の通算戦績は26戦24勝(14KO)2敗。パリクテは29戦25勝(21KO)3敗1分け。
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