清水聡 まさかの初黒星 今後は白紙「会長と相談して1回休みます」

 6回、ジョー・ノイナイにTKO負けを喫し、顔をしかめる清水聡(撮影・高石航平)
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(33)=大橋=が6回2分18秒TKOで、王者のジョー・ノイナイ(23)=フィリピン=に敗れ、9戦目にしてプロ初黒星を喫した。

 開始早々、右ジャブの相打ちでストレート気味のパンチをもらってダメージを抱えた。大橋秀行会長が「最初の右ジャブをもらってあれが効いた。左を警戒していたが、右をもらった」と指摘する先制パンチで劣勢に追い込まれた。

 右目が大きく腫れ、ダメージもあった6回にドクターチェックを要求するように後ろを向いたところに、パンチを打ち込まれ、座り込むようにダウン。そのまま主審にストップされた。ここまで8戦8勝8KOとパーフェクトレコードを誇ってきたが、痛恨の初黒星で、世界挑戦も遠のいた。

 右目がふさがった痛々しい姿で引き揚げてきた清水は「体が思うように動かなかった。(1階級上のノイナイの)パワーはそれほど感じなかったが、パンチをもらいすぎた。パンチが見えていないのではないのですが…」と消沈した表情で振り返った。

 世界前哨戦とするはずの一戦で悪夢を見た。今後については「こうなるとは思っていなかった。会長と相談して1回休みます」と白紙を強調した。

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