ロンドン五輪銅、清水聡まさかの初黒星 相手のラッシュになすすべなし…
「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)
ロンドン五輪バンタム級銅メダリストでOPBF東洋太平洋バンタム級王者の清水聡(33)=大橋=がまさかのプロ初黒星を喫した。8戦8勝(8KO)の快進撃を続け、世界挑戦のチャンスを広げるために1階級上のサウスポー王者ノイナイ(23)=フィリピン=に挑んだが、鋭く伸びるジャブに勢いを止められ、1回に左フック、ワンツーでダウンを2度奪われる。
3回には左ストレートでぐらつかせたが、その後もジャブの連打、巧みなカウンターを大量被弾。右目が大きく腫れ、6回に「止めてくれと言おうとした」と背中を向けてストップとなった。
完敗を「思うように体が動かなかった。パンチが見えてないわけではないが、距離が合わなかった」と振り返った清水。「こうなるとは思っていなかった。会長と相談しながら、今は休みます」と力なく話した。