村田諒太、王座返り咲きから一夜明け「プロキャリアで一番いい試合だった」

 衝撃の一戦から一夜明け、安堵した表情を見せる村田諒太=ホテル日航大阪
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 王座に返り咲いたボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(33)=帝拳=が激闘から一夜明けた13日、大阪市内のホテルで会見を行い、「プロキャリアで一番いい試合だったと思う」とロブ・ブラント(28)=米国=に2回TKO勝ちで雪辱を果たした試合を振り返った。

 村田は12日にエディオンアリーナ大阪でブラントと対戦。初回から積極的に仕掛け、2回2分34秒TKO勝ち。昨年10月に判定負けを喫した相手からベルトを奪還した。

 Tシャツ姿で登場した村田は右ほほの傷にばんそうこうを貼ったところに激闘の跡を感じさせたが、柔らかい表情で試合後の充実感を漂わせた。「全体的な体のパワー、気持ち、プロキャリアで一番いい試合だったと思う」と試合を振り返った。

 前夜は後援会の祝勝会であいさつした後、深夜3時頃床についたが、早朝5時に知らない番号から電話があり目が覚めて、そのままお祝いメールの返信を続けたという。

 試合を終えてやりたいことはふたつ。「練習期間コーヒーを飲んでいない。練習にテンションをマックスにしたかったので、カフェインを取っていない。3、4カ月ぶりにゆっくり休日にコーヒーを飲みたい」とまずひとつ。そして長男・晴道くんとの約束。「息子はすぐ抱きついてきて『パパ、カッコ良かった』と。そして『明日、野球できるの?』と聞いてきた」と激闘後の家族の一幕を明かす。

 晴道くんは村田が座ってキャッチボールをした方がコントロールが定まるそうで「試合2日後に中腰はきついなと思いましたけど、約束しているので」と息子との約束を今度は果たす。「家族の時間、コーヒーのふたつが今、僕が渇望しているものですね」と穏やかな笑みを浮かべた。

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