新日本・内藤、矢野に不覚でまさかの黒星発進
「プロレス・新日本」(13日、大田区総合体育館)
米国で6日に開幕した真夏の祭典「G1クライマックス」が日本でも開幕し、Bブロックの初戦5試合が行われた。2年ぶりの優勝を狙うIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也がくせ者の矢野通に敗れる波乱の幕開けとなった。
開始からしばらく、両者はまったく組み合おうとしない異様なスタート。矢野がコーナーマット外し、ロープに両腕を巻き付けて「アーアー」と絶叫など、いつもの動きを披露すると、内藤もマネをして場内は爆笑に包まれる。
最後は丸め込み合戦となり、内藤が矢野の着用Tシャツをまくり上げて視界を奪って丸め込むが、矢野は辛くも回避した。続けて矢野は、レフェリーの着衣をまくり上げて視界を奪う間に内藤の股間を攻撃。もん絶する内藤のTシャツもまくり上げ、素早く横入り式エビ固めで3カウントを奪った。
試合後の内藤はショックのためかダメージのためか、股間を押さえながらノーコメントで会見場から退散。大金星の矢野は姿を見せなかった。
その他のG1クライマックス公式戦は、ジュース・ロビンソンが鷹木信悟に、ジョン・モクスリーがタイチに、石井智宏がジェフ・コブに、後藤洋央紀がジェイ・ホワイトにそれぞれ勝利した。