亀田和毅、因縁のバルガス戦 ベルト統一なるか…父・史郎氏らと会場入り
「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦」(13日、カーソン)
WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦が13日(日本時間14日)、米国カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでのメインイベントとして開催され、暫定王者・亀田和毅(28)=協栄=が正規王者レイ・バルガス(28)=メキシコ=と団体内統一戦を行う。
屋外会場での注目の一戦を前に、両選手が会場入り。サングラス姿にベルトを肩にかけて姿を見せたバルガスに対し、和毅は日本とメキシコ国旗がプリントされたチームジャージーで父・史郎氏らスタッフとともに会場に入った。
この王座は王者のバルガスが拳の負傷により長期間防衛戦ができなくなったため、暫定王座が設けられた。昨年11月の後楽園ホールでの決定戦で和毅がアビゲイル・メディナ(スペイン)に3-0の判定勝ち。暫定王者に就き、3年7カ月ぶりとなるベルト獲得で2階級制覇を達成した。
バルガスは2月に復帰戦となる4度目の防衛戦を行い、フランクリン・マンサニーリャ(ベネズエラ)に3-0の判定勝ち。その後、両者が合意し、団体内統一戦を迎える運びとなった。
両者にはプロデビュー前から因縁があり、和毅がメキシコで単身武者修行中の07年にアマチュアの大会で対戦している。バルガスが判定勝ちしており、和毅はアマチュア唯一の黒星を喫した相手だ。12年の歳月を経ての再戦へ“亀田家の最終兵器”が雪辱に燃えている。