メイウェザー氏がウィテカー氏追悼ツーショット投稿 事故前日に…
ボクシング元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー氏(42)が14日(日本時間15日)、自身のインスタグラムを更新し、同日に米国バージニアビーチで交通事故死した元世界4階級王者のパーネル・ウィテカー氏(享年55)を追悼した。
メイウェザー氏はウィテカー氏と肩を組んで拳を固めたツーショット写真を投稿し、「チャンプ、安らかに。あなたは最高のファイターの一人です」とその功績をたたえた。そして「この写真は19年7月13日に撮影したものです」と死去する前日に会っていたことを明かした。
五輪メダリストからプロで世界王者になった2人は、神業的なディフェンステクニックで魅了するところなどボクシングスタイルで共通する部分も多い。攻撃型の選手が好まれる中、それをあざ笑うかのごとく強打を打たせて空転させ、ブーイングもお構いなしに、パンチをまったくもらわず試合に勝つというスタイルも通じるものがあった。
また、ウィテカー氏のキャリアハイライトともいえる93年9月のWBC世界ウエルター級王座戦で対戦したフリオ・セサール・チャベス氏もツイッターでウィテカー氏を追悼。サンアントニオのアラモドームで行われた試合は、ウィテカー氏が抜群の防御技術で当時87戦全勝だったチャベスの強打を封印。試合を支配して初黒星を付けたかに見えたが、1-0の判定で引き分け防衛に終わった。チャベス氏は「私のキャリアで最も難しかった試合。パーネル・ウィテカーは途方もないファイターだった。安らかにお眠りください」とライバルに捧げた。
オスカー・デラホーヤ氏、マイク・タイソン氏、レノックス・ルイス氏、マニー・パッキャオらレジェンド級ボクサーもSNSでウィテカー氏を追悼。稀代のディフェンスマスターの早すぎる死を悼んだ。